都議会改革が動いた!無所属議員の権利拡大へ
目次
重要な進展
1. 都議会のあり方検討会への傍聴が可能に
これまで
- 無所属・少数会派議員は「都議会のあり方検討会」に参加できなかった
- 秘密会議として運営され、内容も事前に知ることができなかった
今回の成果
- 4度目の要望書提出により、無所属議員の傍聴が認められる見込み
- 検討会で話し合われる議題を事前に教えてもらえることに
- 事前に議題を知ることで、問題があれば早めに動ける体制が整う
2. 議論の透明化
画期的な変更点
- これまで:検討会の前段階の会議で実質的な議論が行われ、検討会では賛否を決めるだけだった
- これから:前段階の会議は最低限にとどめ、検討会本体で議論を行う方向へ
ベテラン議員も驚く成果 長年都議会のあり方と戦ってきた先輩議員たちが「すごいことだ」と驚くほどの歴史的な変化。日本最大級の地方議会で閉ざされてきたものが開かれた。
都民の声の力
1万7000件(1ヶ月)+ 1万2000件(2日間) 都民からの要望が都政を動かした。今回の成果は都民の皆様の声があったからこそ実現した。
第3回定例会での質問成果
消費税未納問題の隠蔽疑惑が明らかに
年1回13分の質問権を使った結果
- 東京都が消費税未納問題を国税庁の指摘(5月)より1年以上前に把握していた可能性
- 複数の新聞社(産経新聞、東京新聞など3〜4社)が報道
- 東京MXでもテレビ報道
- 小池都知事が「誠に遺憾」と発言
他会派議員からの指摘
共産党の議員が討論で佐藤議員の名前を出して言及:
- 都が昨年中に未納を把握していた事実を認めた
- なぜその時点で公表しなかったのか
- 昨年は知事選があった。忖度したのか
- 重大事項の隠蔽、特定税理士法人にだけ情報開示した不平等・不適切な対応を批判
委員会質問:女性活躍推進条例について
30分の質問で明らかにしたこと
産業労働局の女性活躍推進事業
- 資料要求により事業一覧を入手
- 年間約200億円使用していることが判明
- 東京新聞が「画期的」として報道
条例新設への懸念
佐藤議員の主張
- 女性活躍推進は政治を志した原点、熱量は高い
- しかし無駄な条例になってほしくない
- 既存の条例・法律の上塗りのような内容
- 条例を増やすより、今の事業の浸透と見直しを
条例に対する考え方
- 条例は「規制」である
- あればあるほど良いものではない
- できるだけシンプルにして実行性を高めるべき
- この条例がなければできない事業はない
- 過剰規制は社会主義国家への道
無所属議員の制約(現状)
本会議での質問権
- 年1回、13分のみ
- 定例会は年4回開かれるが、3回は黙って見ているだけ
- 討論の壇にも立てない
予算・決算の会議
- 東京都のお金の使い道を決める会議に出席できない
- 決算(使い終わった後)を承認する会議にも出席できない
これまでの成果
- 代表者会に出席できるようになった
- 今回:都議会のあり方検討会の傍聴が可能に(見込み)
エピソード:小池都知事の挨拶
定例会最終日、知事が全会派を回る恒例行事
- カメラ部隊が待機して撮影準備
- 候補者(秘書?)が「どこで撮りますか」と聞いている間に都知事到着
- 1秒で「お疲れ様でした」→去る
- 8秒のYouTube動画に記録
コメント欄では「挨拶に来たぞ。通報担当の田中はどこに行った?」という皮肉も(過去に佐藤議員が千代田区議会に挨拶に行ったら国民民主党の議員から警察に通報された件への言及)
今後の課題
確定ではない
- 手のひらを返されて「傍聴ダメ」となる可能性も
- 前段階の会議で話し合う方式に戻る可能性も
- そうなったら再び都民に報告して行動
都民の監視が必要 実際にこの通り運用されるか、都民がしっかり監視していく必要がある。引き続き都議会のあり方検討会をウォッチしていく。
まとめ:佐藤ブームと世論の高まり
- 傍聴権が得られないほど都議会に傍聴希望者が押し寄せた
- 確実に世論は高まっている
- 議会もそれに反応している
- このまま要望が実現するか、都民の継続的な関心が鍵
13分の質問でも多くのことを都民に知ってもらえた。これからも透明性の高い都政を目指して活動を続ける。