会談の参加者
- 国民民主党:玉木代表、榛葉幹事長
- 公明党:斎藤代表、西田幹事長
決まった3つの大きなこと
1. 政治とお金の問題に取り組む
何が問題? 公明党が自民党との連立を離れた大きな理由の一つが「政治とお金」の問題でした。
何をする? 企業や団体からの献金を受け取れる相手を限定する法案を作ります。実はこの案、今年3月に国民民主党と公明党で一度まとめていたもの。当時は自民党に配慮して見送っていましたが、今度こそ実現を目指します。
誰に協力を求める?
- 他の野党(特に立憲民主党)
- 自民党にも呼びかけ
2. 去年12月の「3党合意」を実現する
3党合意って何? 去年12月に国民民主党、公明党、自民党の3党で約束した2つのこと:
- ガソリン税の暫定税率の廃止 → ガソリンが安くなる
- 年収の壁を178万円まで引き上げ → 働く人の手取りが増える
この2つを速やかに実現することで合意しました。
なぜ重要? 物価が上がって生活が苦しい人を助けることにつながります。維新が自民党に出した12項目には「年収の壁」が入っていないので、国民民主党と公明党がしっかり推進します。
3. 新しい3つの政策で協力
今日の時点で合意した政策:
① ソブリンファンド(国の投資ファンド)を作る
公明党がずっと主張していたもの。国がお金を運用して財源を確保する仕組みです。
② 研究開発予算を倍増
日本の科学技術や研究への投資を2倍にします。
③ 奨学金減税を新設
これが特に若い人に関係!
- 住宅ローン減税(家を買った人が税金安くなる制度)と同じように
- 奨学金を返している人も税金が安くなる制度を作る
- 何百万円も奨学金を抱えている若者が多く、結婚の障害になることも
- 奨学金の残高に応じて税金を減らす仕組みを検討
今後のスケジュール
- 明日にも政策協議をスタート
- 政策担当者レベル(政調会長、国対委員長など)で定期的に会談
- できるだけ早く臨時国会で前に進めたい
他党との関係は?
維新の会について
玉木代表のコメント: 「維新は普段、企業献金の禁止に一番厳しかったのに、自民党との連立協議では妥協しないでほしい。政治とお金の問題で公明党が連立を離れたのに、それより甘い基準で維新が連立に入ったら筋が通らない」
立憲民主党について
「完全禁止」を主張してきたが、現実的ではなくなってきている。透明度を高めて事実上絞り込んでいく方が現実的なので、協力を求めたい。
ポイント整理
若い人に関係すること:
- 奨学金減税 → 返済負担が軽くなるかも
- 年収の壁引き上げ → バイトや仕事でもっと稼げる
- 研究開発予算倍増 → 研究職や技術系の仕事が増えるかも
生活に関係すること:
- ガソリン税の軽減 → ガソリン代が安くなる
- 手取りが増える政策 → 物価高対策
政治の透明性:
- 企業献金のルールを厳しくする → 政治とお金の問題に対処
特に注目すべきは奨学金減税の新設です。住宅ローン減税と同じように、奨学金を返している人の税金を安くする制度を作ろうとしています。何百万円も奨学金を抱えて社会人になった人は多く、結婚の障害にもなっているため、この政策が実現すれば若い世代の負担軽減につながります。
また、「年収の壁」を178万円まで引き上げることで、パートやアルバイトでももっと稼げるようになる可能性があります。